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日本基督教団駿府教会

浜松に越してきてかれこれ12年、ようやく東京に住んでいた足かけ12年と重なりました。

近辺にある様々な場所を訪れることを、少しずつ実行しています。

 

昨日は、家族で静岡市にある駿府教会を訪れました。

設計は建築家西沢大良さん。

10時30分からのミサに参加させていただき、その後、建築の説明を丁寧にしていただきました。

 

施工者は既に不在(会社をたたまれた)とのことで、メンテナンスを大良さんに相談しながら、近隣の建設会社に依頼しているとのこと。

 

室内壁の仕上げに使われる杉板は、プレーナー掛けする前の、ざらっとした表情のものを使われており、天窓からの光をやわらかく受け止めていました。板幅が天井に近づくにつれ細くなる意匠は、ともするとサウナや体育館の「暖かみにのある」雰囲気に落ち着くことを回避し、繊細な空間に昇華させていらように感じられました。


平面は約10m角、高さ約10mの天井から荒い木肌に光が降り注ぐさまは神々しいものでした。


 

内・外観の材料の使い方やストイックさは、スイスの山間部にある木の葉型のベネディクト教会を思い起こさせるものでした。


照明のある夜の雰囲気も見てみたいと思いました。