
引っ越しを機に本を色々と手放しました。
2013年 国立近代美術館で開催された ジョセフ・クーデルカの展示図録
学生の頃購入した ジェームズ・マイヤーの「minimalism」
2004年 東京オペラシティアートギャラリーでの展示が素晴らしく良かった ウォルフガング・ティルマンスの写真集「 Truth Study Center」・・
手放すときは何か折り合いをつけたつもりだったものの最近ふと思い出す機会があります。
余白の美しさ とか、 空間と素材の関係性 とか 背景にある思想・・
建築とアート、写真は切っても切れない関係があると改めて思うのです。
最近リノベ―ションの関連書籍を読む機会が多いのですが、思い返すと自分が昔好んでよく訪れたギャラリーは、
そのほとのんどがリノベーションによるもの。
明るさと暗さ。空間の余白。少ない手数で最大限既存の空間の効果を活かす工夫や素材の選択・・。
世田谷区にあった頃の夏椿、鎌倉に移転後の夏椿、滋賀の季の雲、三重のやまほんとカフェ noka、 やまほん京都、くるみの木・・・。ほのかな照明で照らされる展示品を当時は眺めていたけれど、あらためて空間巡りの時間を持ちたいこの頃です。
写真は、当時手放しきれなかった「Axel Vervoordt」の写真集。
捨てなくてよかった。
