去る4/12と13 2日間にわたり、建築家 三澤文子さんをお招きする催事が行われました。
主催は「森とすまいの会」です。
私が作成したフライヤー。
三澤文子さんから
「上品なフライヤーのデザインでうれしく思いました」とのお返事をいただきました。
目立つことよりも、淡々と読み進める「読み物」としてしつらえたいという想いがありましたので、それが「上品さ」として届いたことを嬉しく思いました。

フライヤー裏面になります

三澤さんは終始にこやかで
和歌山県の材木を扱われる山長商店の代表、榎本さんのお宅がかつての所属先である渡辺明先生による「藪椿の家」であることをご存じでとても嬉しかったです。
講演会では
木造の学術的な歴史が浅いこと
戦後どんどん木造が建てられ、その後震災を契機に調査がなされ
まだまだ手探りの段階であること
そのことがかえって木造建築をとても面白くさせていること
また木材の品質に関するこだわりや想いがとてもよく伝わってきました。
木造住宅の教育にも永らく携わっておられ
自分の興味のあることを面白がって深めて行くことはとても大切なことと改めて感じました。
社会人になってから学ぶ木造のスクールが数多くあるのは大学ではきちんと木造建築(の設計)について体系付けて教えるカリキュラムが無いことも一因と改めて感じました。
また三澤文子さんとともに、同業の方に自宅を見ていただき、貴重な感想や意見を頂戴しました。
北のお庭のアオダモの雄株が、皆さんをお迎えするかのように、あふれんばかりに満開になりました。
2日目は足元が悪く、参加いただいた方には大変な思いをさせてしまいました。
催事を終え、2日目もご参加いただいた方々にメッセージを差し上げたところ皆さまより暖かいお言葉をいただき・・・。
お祭りのような2日間はとても楽しかったですし、色々な方にお会いすることができ、三澤文子さんからはたくさんの刺激をいただきました。

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