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大径木を活かす

春野町、秋葉山へ

山づくりと製材所の見学に伺いました。

去年の集中豪雨のなか、

秋葉山の作業道は崩れず無事だったそう。

そんな

「吉野にならった山に負荷をかけない作業道づくり」を、

間伐作業の見学と織り交ぜながら伺いました。

 

山にとってもよく、

また将来的にも良い商品となる木を

残しながら間伐していく。

山の木をすべて切る「皆伐」をしても

木の売値が安いので、広い面積に

「新しい木を植え、育てる」

ことにお金がまわらない。

 

そのため補助金を活用して

間伐をしながら山づくりを行なっている

そんな事情も

参加されていた県職員の方から伺いました。

山歩きのあと、秋葉山にて去年秋に伐採された

樹齢120年ほどの杉を、

建具材としてひき割る実演が行われました。

 

中身は綺麗な赤身の「柾目」。

建具として申し分のない美しい木目でした。

 

育った環境や歳月により性質が異なる

「生き物としての木」を見せて頂いたよう。

 

粘りがあり水に強い赤身の杉が

使い手の力量で生かされる

 

見極めのできる人がいることで

山も活かされる

 

家づくりは山づくり

作られた家を見ると

どういう山づくりをしているかがわかる

 

本日の案内人、秋葉山林の飯田さんのお話は

深い深いものでした。